はじめに
30代での転職は「今さら?」「家族を養える?」と不安が尽きませんよね。 私自身、当時は妻と小さな子供がいる1馬力家庭。しかも住宅ローンも抱えていたので、転職には大きな勇気が必要でした。
でも、結果的に年収は650万円から900万円にアップ。 ……とはいえ、正直に言うと“いいことばかり”じゃなかったんです。
この記事では、私の転職のリアルな体験談を通じて、よかったこともあれば、後悔したこともあったことを、なるべく素直に書いていきたいと思います。
転職前の状況とキャリア背景
私は30代。理系の国立大学大学院を卒業後、新卒で日系大手メーカーに就職しました。
前職では5年以上、研究開発職として働き続けていました。 職場は落ち着いていて、ある意味ぬるま湯のような環境だったと思います。安定はしているけど、年功序列で急なキャリアアップは望みにくい。
- 年収は650万円で横ばい
- 昇格しても責任ばかりが増える未来が見えた、転勤も多い
- マンネリで仕事にやりがいがなくなってきていた
(▼実体験の追記)
「前の会社は比較的、業務に余裕があり、今思えば自分に合った社風だったなと感じています。もう少し刺激が欲しくて転職を考えましたが、落ち着いた職場だった分、働きやすかった部分も多かったです。」
転職活動の進め方と戦略
転職活動を始めたのは、30代のある休日。子どもと遊びながら、「もっと好きなことができる働き方、やりがい、家族と好きな場所で過ごせる時間が将来的には確保したいな〜」と思ったのがきっかけでした。
まずは自己診断サービスで自分の市場価値をチェック。 思ったよりも評価が高かったのと、いくつかのエージェントから声がかかったことで、「今がチャンスかも」と動き出しました。
- 転職エージェント:最終的にはビズリーチを使用。CMで有名なやつです。紹介案件ではないですw
- 応募企業:約2社(実際に応募した企業)
- 最終面接まで進んだ企業:2社
- 内定:1社(1社は落ちました)
(▼実体験を追記)
例:「面接ではスキルよりも“どれだけ会社に合う人材か”を見られている印象がありました。もう少し突っ込んで配属先や働き方の実態を聞いておけばよかったと、今では思います。」
転職後の変化|実は最初は“地獄”でした
さて、ここからが正直な話です。
年収は確かにアップしました。900万円。額面だけ見れば、大成功だったと思います。
でも、配属された部署がまさかの”激務部署”。
- 残業:10時間 → 約50時間/月に増加
- 周りのメンバーのレベルも意識も高く、完全に劣等感
- 最初の半年間は毎日ヘトヘト、土日は寝て終わる
- 家族との時間は減り、体調もギリギリ
正直、「転職、失敗だったかも……」と毎日思ってました。 前の職場に戻ることまで本気で考えました。
(▼実体験を追記)
例:「今の会社は正直、社風が自分には合っていないかもしれないと感じることがあります。前の会社のゆるさが恋しくなったりもして…。転職って“自分に合うかどうか”もすごく大事なんだと痛感しました。」
でも、あるとき「このままじゃ壊れる」と感じ、上司に思い切って異動を打診。
その結果、今は比較的穏やかな部署に異動させてもらえて、
- 残業:月10時間未満に改善
- 家族との時間も回復
- 自分のペースで働ける環境に
やっと、「この転職も悪くなかったかな」と思えるようになってきました。
転職してよかったこと
もちろん、よかったこともたくさんあります。
- 年収が上がり、家計に余裕ができた
- 会社の視野が広がり、自分の可能性にも気づけた
- 家族と真剣に将来について話すきっかけになった
(▼実体験を追記)
例:「給与が増えたことで、子どもの教育費や将来のライフプランにも少し余裕が出てきました。」でも、まだまだ悩み中です。後悔はしていないですが。みんなそうですよね。
転職して後悔したこと、学んだこと
後悔というより、「もっと慎重に判断しておけばよかったな」というのが正直なところです。
- 面接では配属部署や働き方について、もっと突っ込んで聞いておくべきだった
- 年収アップ=正解、ではないと痛感
- 心身が壊れそうになったら、我慢しない勇気も大事
(▼実体験を追記)
例:「当時の自分に伝えたいのは、“条件だけで判断しないで、職場の空気も見極めよう”ということです。」リスクもあることを理解しておいた方が良いなと思います。
今では落ち着いて働けていますが、あの半年間は本当にしんどかったです。
だからこそ、これを読んでいる30代のあなたにも、 「転職=人生の好転」みたいな言葉だけに踊らされないでほしいなと思います。
まとめ|“転職”は慎重に。でも、悪いことばかりじゃない
私は転職して、良いことも、しんどいことも、どちらも経験しました。
今はようやく落ち着いて、900万円の年収と家庭の時間、どちらもある程度バランスが取れるようになりました。
でも、それは運や会社の理解があってこそ。誰にでも簡単に手に入るものではないと思います。
転職は、勢いや憧れだけではうまくいきません。だからこそ、
- 働き方や配属先について、面接でしっかり確認する
- 年収以外の”大切な軸”(健康、時間、家族)を明確に持つ
というのを、ぜひ心に留めておいてください。
(▼実体験を追記)
例:「いろいろありましたが、今はこの転職で良かったと思えています。失敗も含めて、自分の選択に責任を持てた経験でした。」
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